フランスの養命酒!? 〜Savoie地方プチ観光・Chartreuse〜

突然ですが,Chartreuse(シャルトルーズ)をご存じですか?

フランスでは,Digestif(食後酒)に飲んだり,
お菓子やカクテルに使われているリキュール(アルコール度数はVert緑が55度,Jaune黄色が40度)
なのですが,
もともとは“不老不死の霊薬”だったそうです。

(以下,Wikipediaより引用)
シャルトリューズの製造の歴史は古く、不老不死の霊薬として1605年にカルトジオ会で解読(作成?)された処方がフランス王アンリ4世の式部官であったマレシャレ・デストレに奉げられ、1764年にシャルトルーズ修道院に渡り、1767年に製造がはじまったとされる。これに更に神父ジェローム・モベックが注釈をつけた処方が現在のヴェール(緑)の製造法の原型であり、さらにその後1838年になって、神父プルーノ・ジャケによってジョーヌ(黄)の処方が作成された。
1970年以降は民間企業で製造されるようになったが、その詳細な製造法は、現在でもシャルトルーズ修道院の修道士3人のみが知る秘伝となっている。ブランデーをベースとして、アンゼリカ(セイヨウトウキ)、クローブコリアンダーをはじめとする130種類のハーブを加え、5回の浸漬と4回の蒸留を経て調製されるということだけが公開されている。


言うならば,日本の“養命酒”といったところでしょうか?
かくいう私も,ちょっと寒気がするなぁ・・・とか,だるいなぁ・・・という時に,
薬の代わりにクイっと飲んで,ぐっすり寝れば,体がポカポカしてきて
翌朝はスッキリ(@0@)ということも♪

そんなわけで,来たる寒い冬に備えて(今日のMegèveは−5℃!),
Chartreuseを求めて,プチ観光に行ってきました。
現在はMusée(博物館)になっているシャルトルーズ修道院は,冬場(4月初めまで)は閉館しているとのことだったので,向かったのは,Cave(酒蔵)のあるGrenoble(グルノーブル)から10分ほどのVoiron(ヴォワロン)という町。

まずは腹ごしらえ!?

現在,館内には400周年のExposition(展示)がしてありました。

Chartreuseの歴史を学んで・・・

あのTitanic(タイタニック)の船内でも,ふるまわれたとか。

次に,ガイドさんが蒸留の過程を見せてくれ・・・

Caveの中も見学。芳醇な香りが漂います(*^^*)

最後にゆっくり試飲して,お気に入りを見つけます。

スタンドもChartreuse!かわいい〜☆

私のお気に入りは“9eme Centenaire”で,1984年に、1084年のシャルトリューズ修道院創設から900周年を記念して発売されたもので、Vert(辛口)とJaune(甘口)の中間のような味。
特製グラスも一緒に♪

これで,今年の冬も安心!です・・・たぶん(*^−^*)